伊計島のウスメー&ハーメーを
琉球舞踊の老人踊
翁（オキナ）と媼（オウナ）になぞらえて。

【ウスメー・ハーメーとは】
イチハナリ（伊計島）の海の向こうのヤマダキに向かって建てられている石神

大きい石がウスメー(おじい)
小さい石はハーメー(おばあ)


島に災いが起こらぬよう、鎮座する守り神。

【老人踊・翁（オキナ）と媼（オウナ）】
祝宴の座開きに演じられる踊り。御冠船踊り（ウカンシンウドゥイ）の一つとして「老人祝聖事（ロウジンシュクセイノコト）」や「老人老女」という演目名で、国王や国賓（冊封使）の前で荘重に踊られた。翁（オキナ）と媼（オウナ）が子や孫を従えて、子孫繁栄と長寿を祝い、神々や国王に祈りと感謝をささげた。
　かぎやで風節（御前風）にのせ老人と老女のみ、または老人ひとりが踊る型など様々な演出がある。扇舞である点や猿楽能の「翁」を番組の最初に持ってきた点など「能」の「翁舞」と共通する部分も多く、大和芸能の影響が濃い演目だといわれている。



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